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社員のつぶやき

【プロの考察】「先週までなかったのに!?」キイロスズメバチが突然現れる”お引越し”の秘密

2026-09-05
カテゴリ:ハチ
みなさん、こんにちは!PCO(害虫駆除)担当のAです。
「先週までは何もなかったのに、突然軒下に大きなスズメバチの巣ができていた!」
お客様からこのようなご相談をいただくことがよくあります。
実はこれ、女王蜂がゼロから作ったのではなく、
「蜂の群れが丸ごと引越してきた」ケースがほとんどなのです。
今回は、駆除現場で撮影した写真とともに、
キイロスズメバチの知られざる「お引越し」の生態をご紹介します!
画像1
【事例1】新居:立体駐車場に現れた「新品」の巣
先日、立体駐車場の屋根で駆除したキイロスズメバチの巣です(大きさ15cm~20cmほど)。駆除後、巣の中を詳しく観察してみると、非常に珍しい状態であることが分かりました。
画像2
画像3
このサイズの巣であれば、通常は何度も羽化が繰り返されているため
古くなっているはずなのですが、不自然なほどピカピカの「新品状態」でした。
蛹(さなぎ)が羽化した跡もなく、大きな幼虫もいません。
しかし、すべての育房にはびっしりと卵が産み付けられ、
孵化したばかりの小さな幼虫も確認できます。
そして巣の中には、ひと際大きな女王蜂(画像3の一番上)と
たくさんの働き蜂たちが揃っていました。
これだけの数の群れがいて、すでに産卵も始まっているのに
巣が新品同様・・・。
これは、「つい最近、どこかから群れ全体で引っ越してきた」という
紛れもない証拠です。
キイロスズメバチは、最初の巣(初期巣)が手狭になったり、
周辺環境が悪化したりすると、集団でより広くて安全な場所へ
引っ越す習性(引越営巣)があります。
1週間で突然大きな巣が出現するのは、このためです。
【事例2】古巣:なぜ引越すのか? 畑裏の斜面に残された巣
では、彼らはどのような状況で引越しを決断するのでしょうか?
別の現場での実例を見てみましょう。
「畑裏の斜面で草刈り中に、地面からスズメバチが飛び出してきて危険だ」とのご依頼を受け、現地へ向かいました。
慎重に掘り進めていくと、土の中のわずかな空間に作られたキイロスズメバチの巣が現れました。
取り出した巣をよく観察してみると、働き蜂の数は非常に少なく、巣自体も傷んでいました。卵や若い幼虫の姿も一切ありません。残されていたのは、「終齢幼虫(大きく育った幼虫)」と「蛹(さなぎ)」のみでした。狭い土の中という環境が悪くなったため、大部分の群れはすでに新しい新居(引っ越し先)へ移動した後だったと考えられます。
昆虫だけど・・・ちょっと健気なハチの習性
ここで興味深いのが、古巣に残された「終齢幼虫と蛹」の存在です。
実はキイロスズメバチは、引っ越したからといって
古巣に残された子たちを見捨てることはしません。
最後の一匹が羽化して無事に育ちきるまで、
働き蜂たちは新居と古巣の両方を行き来して、
お世話を続けるのです。
危険で厄介なスズメバチではありますが、
こうした命を繋ぐ一生懸命な姿を見ると、
昆虫とはいえどこか健気さを感じてしまいますね。
お引越し時期は特に危険です!
キイロスズメバチの引越し(引っ越し先の巣作り)は、
まさに今の時期(夏~秋前)に多く見られます。
引っ越し直後の群れは蜂の数も多く、
警戒心も強くなっているため非常に危険です。
「急にハチの出入りが増えた」
「見覚えのない場所に急に丸い巣ができていた」
そんな時は決して近づかず、ハチの習性を知り尽くした
当社まですぐにご相談ください!
安全・確実に対処いたします。
(S.A)
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